国内最大の医師・医学生の求職フェア 「レジナビフェア2011in大阪」 が7月3日、 インテックス大阪で開かれた。 北海道から沖縄まで、 民間、 自治体立、 大学病院など、 350以上の病院と、 医学生、 研修医1000人以上が参加する合同就職説明会。 来春、 再来年春の研修医獲得をめざし参加した県立柏原病院に同行取材した。
同病院の来年の初期研修医枠は3人。 フェア参加者に、 「何が学べるか」 といった研修プログラムと、 指導体制、 病院の特長を説明し、 関心を持ってくれた医学生を病院見学に誘い、 最終的に研修先に選ばれることを目指す。 この時期、 6回生はすでに研修希望先を決めている人が多く、 5回生への種まきと、 来年4月からの後期研修先を探している初期研修医がターゲット。
足立確郎院長、 研修プログラム責任者の丸尾原義産婦人科部長、 藤井康和内科部長、 河悟医長の指導医4人と、 同病院研修医2年目の安藤光宣医師、 同1年目の安東悟央、 織田大介両医師と、 看護師2人、 事務職員2人が参加。 亀田総合病院 (千葉県、 研修医枠22人)、 沖縄県立中部病院 (沖縄県、 同枠24人) といった全国屈指の人気病院や、 県内でも、 神戸大学医学部附属病院 (同枠74人)、 県立尼崎病院 (同枠16人)、 神戸市立中央市民病院 (同枠16人) といった瀬戸内海沿岸の人気研修病院、 内陸部で教育が熱心と評判の加西市民病院 (同枠6人) らは、 説明を聞きたがる医学生が入れ替わり立ち替わりブースを訪れていたが、 「無名」 の県立柏原は、 看護師や事務職員がうちわを配りつつ声をかけ、 ブースへと誘った。
丸尾部長は、 「定員枠が少ない分、 1人ひとりの希望を聞ける。 各診療科だけでなく、 栄養やリハビリといった部署間の垣根も低く、 何でも聞きやすい」 といった特長を説明した。