山南の小新屋橋 41年ぶり架け替え

2011.08.03
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 丹波市が工事を進めていた小新屋橋 (山南町小新屋) が、 41年ぶりに新しくなった。 7月31日に地域住民ら約200人が参加して、 渡り初めを行い、 供用を始めた。 市道和田小新屋線道路改良工事の一環。

 新しい橋の延長は54・9メートル。 車道6・75メートル、 歩道2・5メートル。 旧橋に比べ、 歩道を含めた幅員は3倍近くになり、 車のすれ違いも容易になった。 道路と橋梁を含めて300メートルを整備した。 2009年11月からほぼ2年がかりの事業。 総事業費は3億4600万円。

 小新屋、 金倉、 雇用促進住宅、 和田の4自治会でつくる和田小新屋線整備促進委員会 (廣内博次委員長) で整備促進を求めてきたもので、 地域の長年の念願がかなった。

 渡り初めには、 岩尾城太鼓クラブが 「祭り太鼓」 を披露。 渡り初め式では、 辻重五郎市長や地元の代表らがテープカットを行った。 この後、 辻市長や三世代夫婦の藤原進さん (83) =山南町和田=一家の7人、 大垣弘さん (83) =同町草部=一家の9人らに続き、 式に参加した住民が渡り初めをした。 藤原さんは 「古い橋が出来た時も知っている。 渡り初めは少し恥ずかしかったが、 うれしい」、 大垣さんは 「大工として、 木造の旧橋の工事にかかわったので感慨深い」 と話していた。

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