市島中吹奏楽部 創部初の地区金賞

2011.08.08
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 市島中学校吹奏楽部 (内田祐太部長、 28人) が、 7月29日に西宮市民会館アミティーホールで開かれた 「県吹奏楽コンクール西阪神地区大会」 で初めて金賞を獲得、 8月10日に同ホールで開かれる県吹奏楽コンクールに初出場する。 丹波市勢の県出場は、 2004年の山南中以来2度目。

 S部門 (舞台上30人以下、 総部員数35人以下) で、 16校が出場、 金賞は5校で、 4校が県の出場権を得た。

 曲は、 歌劇 「シチリア島の夕べの祈り」 序曲 (ベルディ作曲)。 顧問の木村仁美教諭によると、 大人びた雰囲気を出すのが難しい曲。 昨年、 一昨年と2年連続銀賞でくやしい思いをしており、 「これまでに経験したのと違うタイプの曲でコンクール挑戦を」 と、 4月から練習を重ねた。

 聞きどころは、 木管のメロディーと金管楽器のハーモニー。 フルート、 クラリネット、 サックス、 トランペット、 ホルン、 トロンボーン、 ユーフォニウム、 コントラバス、 パーカッションが、 時に妖艶に、 時に激しく音色を響かす。

 唯一の男子部員の内田部長は、 「去年と比べものにならないくらい難しい曲で目標にしていた金賞が取れ、 成長したんだな、 とうれしかった。 県大会では地区大会より一段上の音を届けたい」 と喜びを語った。

 1970年の同中創設時から、 楽器部、 合奏部などと名前を変えながら 「音楽部」 は続いている。

 

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