丹波市柏原町の商店街地域に、 WiFi (ワイファイ、 無線LANスポット) が設置され、 商店街の広い範囲で、 スマートフォンやパソコンのインターネット接続が無料で利用できるようになった。 柏原町商店街連合会 (松井茂久会長) は、 ネット環境を活用し、 まちづくりの活性化につなげようと、 初めての勉強会を8月29日午後7時半から市商工会柏原支所で開く。
商工会柏原支所を起点とし、 第1中継所の丹波新聞社から、 八幡筋を太鼓櫓方面に、 石田本通りをJR柏原駅に向け、 アクセスポイントを計13カ所設けた。 木の根橋やJR柏原駅など、 広範囲で無線LANが利用できる。
地域再生の新しい仕組みを考える篠山市の一般社団法人 「ノオト」 が、 総務省の補助事業を利用し、 設置した。 同法人が設置したネットワーク 「Free-Satoyama」 に接続し、 同法人が事務局をつとめるウェブサイト 「ふるさとポイント」 (http://furusato-point.jp/) に会員登録 (無料) が必要。
同商店街連合会は、 今年度3―5回の勉強会を開く。 初回の講師は、 ノオトの金野幸雄代表理事。 金野さんは、 「我々は、 インフラを提供した。 地域で知恵を出し、 コンテンツを考えてほしい」 と話している。
リアルタイムで情報発信ができる強みがあり、 買い物客に 「コロッケが揚がった」 というような情報を発信することもできる。
また、 民間事業所が、 「ふるさとポイント」 のサイトを使い、 広告を出稿することもできる。
勉強会の問い合わせは同商店街連合会事務局の市商工会柏原支所 (0795・72・0433)。