9月補正予算案で王地山公園ささやま荘 (篠山市河原町) の喫煙室設置費用が計上されていることについて、 7日に開かれた補正予算特別委員会生活経済分科会 (隅田雅春座長、 7人) で県禁煙条例の制定を待ってから上程をという意見が出され、 22日の同委員会全体会で酒井隆明市長に確認質問する見通しとなった。
同施設には1―3階まで各1台のたばこ吸煙機が設置されているが、 煙がもれることもあるため、 利用客から受動喫煙の苦情が寄せられていた。 そこで、 1階のロビー奥の屋外に新たに喫煙室 (予算約120万円) を設け、 3台の吸煙機を撤去し分煙する計画。 同施設が定期休館する来年2月に設置工事を行う。
屋内原則禁煙を打ち出している 「県受動喫煙防止対策検討委員会」 の最終報告書 (7月) には、 宿泊施設は 「暫定的に分煙を義務付ける施設」 に位置づけられている。
分科会では、 「分煙はあくまで報告書の内容であり、 詳細が確定し条例制定が見込まれる12月まで上程を待っては」 という意見が出た。 同分科会は、 酒井市長に同施設の喫煙室設置についての考え方を質問することにしている。