中野母親クラブが全国表彰 「まちの子は、みんなわが子」 篠山市

2011.10.29
ニュース

 篠山市中野の丹南児童館を拠点に、 子育て支援ボランティア活動を展開している 「中野母親クラブ」 (若狭育代代表、 23人) が10月27日、 長年の活動の功績に対して、 同クラブが所属する組織 「全国地域活動連絡協議会」 から表彰を受けた。 若狭代表は 「歴代諸先輩方の32年間にわたる活動の積み重ねが今年、 大きな実を結んだ。 その意思を引き継ぐ私たちは、 身が引き締まる思いがする」 と語り、 「これからも 『まちの子は、 みんなわが子』 を合言葉に、 児童健全育成に向けた活動をこつこつと続けていきたい」 と話している。 11月3日には、 篠山市功労者表彰も受ける。

 同表彰は、 全国の母親クラブ1971団体 (約8万6000人、 2010年現在) のうち15団体が受け、 県内団体の部では中野母親クラブが唯一、 受賞した。

 中野母親クラブは、 1979年、 丹南児童館完成と同時に中野自治会の母親が中心となって結成。 2000年ごろから、 同自治会以外の母親らも集まり、 現在、 味間小学校区を中心に活動の輪を広げている。

 研修バス旅行や夏祭り、 冬のお楽しみ会、 進級お祝い会などの 「三世代地域交流活動」 や食育や環境など、 子育てに関する研修会を実施しているほか、 公園の遊具点検なども地域の子どもと一緒に行っている。 また、 04年には、 同クラブ会員有志で人形劇団 「つくしんぼ」 を結成。 現在8人で活動しており、 自作したペープサートやエプロンシアター、 パネルシアターなどを使って、 幼稚園や保育園、 地域の子育てグループなどで公演活動を展開している。

 06年に丹波青少年本部長賞、 昨年は県地域活動連絡協議会賞を受けている。

 

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