生徒のアイデア商品に 氷上高校とコンビニ大手がパンを共同開発

2011.10.27
ニュース

 氷上高校食品加工科の3年生 (37人) がコンビニ大手のサークルKサンクス (本部・東京) と共同開発した2種類のオリジナルパンが、 10月25日から関西地区 (2府4県) の 「サークルK」 「サンクス」 計887店で販売されている。 同日から4週間の期間限定。

 丹波市産の黒豆ペーストと鶏卵を使用したカスタード風クリームと、 ホイップクリームが入った 「黒豆カスタードホイップ」 (130円) と、 丹波市産の黒豆きなことココアを練り込んだ蒸しパンに、 氷上牛乳を使用したクリームを入れた 「牛乳クリーム入り黒豆ココア蒸しパン」 (同)。 いずれもパッケージには、 生徒の集合写真や同校校舎の写真が掲載されている。

 両者は今年5月から地産地消を学ぶ授業の一つとして商品化を進めてきた。 同社は生徒から特産を使ったパンのアイデアを募り、 試作品が出来上がると、 生徒がモニターとなって味見をしたり、 同社のアンケートに答えるなどした。

 同科の籔内元太君、 吉柳隆俊君は、 「思った以上の出来栄えで感動した。 幅広い世代の人に食べてもらえると思う」 と声をそろえていた。 同社は、 「商品のパターン化から脱却するため、 学生の斬新なアイデアに期待した。 意見集約に苦労したが、 黒豆をペースト状にすることなどは、 社においては新しいアイデアだった」 としている。

 

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