経済交流へ意見交換 丹波市商工会員とオーバン市一行

2011.10.09
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 丹波市とオーバン市の経済交流を深めようと、 来丹中の同市一行が10月6日、 市商工会館を訪れ、 市商工会 (大地但会長) の理事や、 輸出に関心がある会員4事業所と意見交換した。 ピート・ルイスオーバン市長は、 「受け入れ体制を整えている。 当事者どうしで商談をまとめてほしい」 と語った。

 経済交流に向け、 同市商工会が会員事業所に行った意向調査で関心を示した、 大地農園 (プリザーブドフラワー)、ささめ針 (釣具)、西山酒造場 (日本酒)、池畑銘茶本舗 (日本茶)の4社の社長、代表が出席。 オーバン市のピート市長、 ダグ・グリーン市経済開発部長、 オーバン市ワイン・キャビア会社オーナーのジム・ウィルソン氏らと懇談した。

 ピート市長は、 市が主催する講座で輸出入に向けた勉強会を開いていることを紹介。 ダグ部長は、 オーバン市の企業案内を配り、 PRした。

 ジムオーナーは、 「オーバンには2社、 ワシントン州には700のワイン醸造所がある。 集めて売りたい」 と言い、 西山酒造場の西山周三社長は 「丹波市には4つの酒蔵がある。 ワインとバーターで取引ができないか」 と提案。 アメリカ向けに日本酒販売専門のインターネットサイトを開設した場合の成否の可能性を問うたり、 現地で販売を実現するために不可欠な物流センターの開設を求めた。 また、 大地会長は、 会員の酒販店が数社組んでオーバンワイン輸入実現の可否を探る意向があることを伝えた。

 

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