「農業ってすばらしい」魅力的な取り組み顕彰 グランプリ開催

2011.11.10
ニュース

 農業の楽しさ、 すばらしさを広く伝えようと、 他のモデルとなり得る取り組みをしている農家や農業者団体らを顕彰する初めての 「丹波農業グランプリ」 が行われる。 丹波市内の若手農家らが中心となって実行委員会 (婦木克則委員長) を組織。 書類審査やヒアリングをへて、 グランプリや新人賞などの受賞者を決定する。 実行委は、 「このグランプリが浸透するまで長く続けば、 丹波の農業の方向性を探る指標になるはず」 と意気込んでいる。

 丹波市の農家、 農業者団体をはじめ、 それらを支え、 応援している加工業者や消費者団体なども対象。 応募票に事業の概要や特徴を書いて提出すること。 11月30日締め切り。 審査基準は▽農業ビジネスとして魅力的か (持続性、 収益性、 革新性など) ▽環境、 生態系に配慮しているか (減農薬、 有機など) ▽これからの丹波市の農業のモデルになるか (将来性、 模範性など) ―。

 神戸大学農学部助教の中塚雅也さんを審査委員長に、 立命館大学准教授の高嶋正晴さん、 ふるさと丹波市定住促進会議委員長の能口秀一さん、 膳代表取締役の藤本葉子さん、 兵庫丹但酪農農協の山川彩絵さん、 丹波新聞社の小田晋作会長らが審査員を務める。

  「グランプリ」 のほか、 45歳未満か就農後10年以内の農業者が対象の 「新人賞」、 農業者と組んで事業を行っている企業、 団体などが対象の 「パートナー賞」 を各1件、 奨励賞を若干名選ぶ。 副賞もある。 1月下旬に結果を公表し、 受賞者の取り組みを発表する場を設ける予定。

 副実行委員長の小橋季敏さん (春日町中山) は、 「ユニークな取り組みをしている人は多いが、 地域の中で知られていない。 そんな人たちにスポットをあてたい。 グランプリを通じて、 農業に興味をもつ人が増えたり、 農業をしている人にヒントを与えることになり、 農業の活性化につながれば」 と話している。

 問い合わせ、 応募先は同グランプリ事務局 (NPO法人情報社会生活研究所内=〒669―4265丹波市春日町中山1150、 0795・75・0835、 kobashi@shiftup.jphttp://shiftup.jp/)。

 

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