人口比最多 目指せ成婚 丹波出会いサポートセンター

2011.11.13
ニュース

 結婚相手を探す男女の橋渡しをする県の 「丹波出会いサポートセンター」 (丹波の森公苑1階、 0795・78・9130) が、 近く開設1周年を迎える。 丹波では、 結婚に至ったカップルはないものの、 交際継続中が8組と、 地道な取り組みが続けられている。 同センターは、「最初の会員登録が一番ハードルが高い。 勇気を持って一歩を踏み出して」 と呼びかけている。

 10月末時点で、 丹波センターに会員登録しているのは、 133人。 男性89人、 女性44人。 内訳は、 男性30歳代が58%、 40歳代が32%、 女性は30歳代が52%、 20歳代25%、 40歳代18%。

 県民局ごとに10センターあり、 丹波センターに必ずしも丹波地域の住民が登録しているとは限らないが、 登録者数の133人は、 丹波地域より人口の多い淡路 (115人) や但馬 (123人) より多く、 人口比では最も多くなっている。

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 会員登録した人は、 台帳を繰り、 県内の登録者 (男性1500人、 女性2255人) から 「お見合い」 希望相手を選ぶ。 センターを通じ先方に申し込み、 OKならセンター職員立会いのもと 「お見会い」 となる。 丹波センターではこれまでに48組が 「お見合い」 をし、 交際に発展したのが20組。 都市部では3―5組に1組しか交際に発展しないが、 農村部では2組に1組程度が、 「連絡先を交換し、 2人で出会う」 ところまで進んでいる。  

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 入会には、 本人の来所が必要だが、 入会方法をたずねにやって来るのは、 男性も女性も本人より、 親、 親戚、 きょうだいなど、 「気をもむ周囲」 が多く、 本人来所は男性で3分の1程度、 女性で11分の1と少ない。 それに対し、 電話での問い合わせは、 当事者によるものが周囲より10倍多く、 関心はあるものの、 来所という 「最初の一歩」 が、 踏み出せずにいる人が多くいることを物語っている。

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 丹波センタースタッフの足立志洋子さんは、 「相性のものなので、 紹介相手とうまくいかなくても、 その人と合わなかっただけで、 他の人にとってはいい結婚相手ということがある。 来所し、 一歩を踏み出してほしい」 と話している。

 センターの開設時間は、 火―土曜の午前9―午後5時15分。

 

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