暴力団排除を条例化 丹波市が議会提案へ

2011.11.27
ニュース

 丹波市は、 11月30日開会の市議会定例会に 「市暴力団排除条例」 案を提案する。 議会の承認を得れば、 来年4月1日の施行予定で、 神戸市に次いで県内2例目。 警察をはじめ、 行政、 市民、 関係機関が結束を強化し、 暴力団排除に取り組む姿勢を前面に打ち出すのがねらい。

 市は、 関係機関と連携して総合的な施策を実施。 市民や事業者は、 暴力団排除へ主体的に取り組み、 市の施策に協力し、 情報提供を行うことを、 それぞれの責務とした。

 また、 市が行う支援として▽暴力団の活動には公共施設を貸さない▽市が発注する公共工事や事務事業で暴力団とは契約しない▽青少年を守るための指導、 助言を行う―などを盛り込んだ。 市が行う支援を具体的に記した要綱を作成する予定で、 施行日に間に合わせる。

 氷上町成松に暴力団事務所が開設され、 地元や関係機関が暴力団追放運動を展開中。 地元から暴力団排除に向けた取り組みを強化するよう要望が寄せられていることや、 県が暴力団排除条例を制定したことを受け、 条例化を進めた。

 

関連記事