県が4年後の廃校を決めた県立柏原看護専門学校について、 丹波市議会は11月18日の議員総会で、 「廃止は納得できない」 と、 新入生の募集停止を覆すため行動を起こすことを申し合わせた。 県病院局が12月に予定している近畿厚生局への募集停止の届出を阻みたい考え。
10月18日に県が廃止を発表して以降、 全議員が集まる会議は初めて。 議員らは、 「県の言う 『一定の役割を果たした』 ということはない」 「看護師は充足していない」 「看護大学志向が強くなっても、 専門学校の役割はある」 と、 県立柏原病院建て替えの2018年度までの廃止の棚上げや、 病院建設を前倒しする中で同校のあり方を考えるよう県に求めることを申し合わせた。
辻重五郎市長は22日の岡本周治県病院局長との面談の中で廃止問題を取り上げることや、 伊藤聡丹波県民局長、 石川憲幸県議と懇談し、 対応策を話しあうと述べた。
また、 6月に廃止の可能性があることを知りながら黙っていた辻市長や石川県議の対応を疑問視する意見も相次いだ。