篠山市が誇る伝統工芸 「丹波焼」 の魅力を内外に発信するため、 市内の高校生8人が来年1月、 「やきものの郷魅力再発見ツアー」 を実施する。 企画から運営まですべてのプロデュースを生徒らが担うもので、 10月から企画会議や現地調査を展開。 現在、 ツアーの内容を協議している生徒らは、 「同じ篠山に住んでいても知らない魅力はたくさん。 高校生ならではのアイデアで丹波焼を盛り上げたい」。 高校生ガイドさんが初の試みに意欲を燃やす。
篠山市中央公民館の事業。 市では、 小学生や高齢者などを対象にした事業はあるが、 高校生向けのものがなかったため、 「高校生たちに地元の魅力を知ってもらい、 自主的な運営で創造力を養ってもらおう」 と企画し、 参加する高校生を募っていた。
今月5日には高校生らが、 今田町上立杭・下立杭地区で現地調査を実施。 カメラとメモを手に地区内を歩いてめぐり、 路地や窯元を取材した。 山際まで入って景色を撮影したり、 窯元で焼き物の制作工程を聞いたりと、 積極的に地域を調査しながら、 高校生ならではの行動力と視点で、 立杭の魅力を探った。
ガイドも務めるツアー本番は、 対象者約30人程度で1月28日の実施を予定。 11月以降、 ツアーで使用するガイドマップや、 宣伝のチラシを製作していく。