丹波市は12月14日にあった市議会民生常任委員会で、 策定中の 「第5期 (2012―14年度) 介護保険事業計画」 に基づく介護保険料の基準額が、 月額 「4900円程度」 となる見通しを示した。 現行の第4期 (09―11年度) は月額3970円で、 900円ほどの増額となる。 現在、 同事業計画と市高齢者保健福祉計画案を公表し、 市民の意見を募っており、 市介護保険課は、 「国の動向や市民の意見を反映させるので、 保険料はなお流動的」 と強調している。
現在の介護保険料の国平均は4160円、 県平均は4312円で、 第5期では、 国は5080―5180円、 県は5050円になる見通しという。
高齢化に伴う給付費の上昇、 介護報酬の増加、 サービス基盤の整備などが、 増額の主な要因。 一方で、 基金を取り崩したり、 高所得者に応分の負担を求めるため、 負担を決める所得段階で、 現行の6段階に 「第7段階」 を追加するなど、 基準額の抑制にも努める。
意見募集は、 来年1月10日まで。 市のホームページに掲載しているほか、 市役所、 各支所の市民福祉の窓口で閲覧できる。 意見の提出は持参、 郵送、 ファクス、 メールで。 詳細は市介護保険課 (0795・74・1049)。