丹波市氷上地域の沼貫地区自治振興会 (谷口康博会長、 南小学校区) が12月23日までに 「地域づくり計画書」 をまとめた。 丹波市が今年度から地域の活性化をめざし、 市内25小学校区ごとに進めている 「元気な地域づくり特別事業交付金」 に必要な計画策定の第1号となる。 市は、 今定例会で同校区に交付する300万円 (今年度分) を予算化。 同振興会は市に交付金を申請し、 事業にとりかかる運び。
同交付金は、 5年間で1050万円を限度 (うち、 地域づくり計画の策定は50万円を限度) に交付するもので、 必須活動テーマの 「健康」 「環境」 「教育」 に沿った事業展開が条件。
同振興会は、 趣味のサークル、 同好会の活動を活発化させたり、 各種団体がイベントをしやすい環境をつくることをメーンに置いた。
まず県民交流広場事業を活用して 「南保健福祉会館」 の展示コーナーを増築。 屋外ステージも整備し、 地域の活動拠点を充実させる。 その上で、 市の交付金を使って展示用パネル、 ウォーターサーバー、 屋外用マイクやスピーカーなどの備品を購入。 交付期限が切れる5年後を見越して、 ノートパソコンや高速フルカラー複合機も購入する。
このほか、 「健康」 面では、 基礎代謝や体脂肪率、 内臓脂肪レベルなどが測定できる 「高機能体脂肪計」 を650台購入し、 振興会加入世帯に配布。 毎月、 定期的に健康チェック表に記入してもらい、 保健師の指導が受けられる健康教室を集落ごとに開く。
「環境」 面では、 校区内に生息するヒメボタルを守るための環境整備に子どもたちと一緒に取り組む。 「教育」 面では、 同自治振興会が小学生を対象に行っている人権学習会を継続。 広く一般住民も参加できる学習会を加える。