篠山市、 JA丹波ささやま、 県丹波農業改良普及センターは3月から、 初の 「丹波篠山山の芋スクール」 を開講する。 年々減少する栽培者数の維持を目指して企画。 栽培初心者や関心のある人を対象に、 ほ場を使いながら、 研究者や熟練農家らが指導する。
11月下旬まで全8回を予定。 JAや同センターの職員、 JA山の芋部会員らが指導する。 1回目は、 栽培の年間計画作りや種芋の消毒、 切断の仕方を学ぶ。 その後、 植え付けや、 元肥、 追肥のやり方、 支柱、 つる直し、 病害虫の防除、 収穫、 選別、 種芋の保管方法などを学ぶ。 般若寺のほ場で実際に栽培を体験する。
市内の山の芋の栽培面積は、 2002年の126ヘクタールを最盛期に、 73ヘクタール (07年)、 70ヘクタール (08年)、 64ヘクタール (09年)、 62ヘクタール (10年) と年々減少。 栽培者も928人 (07年) から782人 (10年) に減っている。 山の芋は、 ▽つる直しなどの手間がかかる▽天候に影響されやすく、 栽培が難しい▽経験が必要▽栽培者の高齢化―などの要因で担い手が減っているという。
スクールの受講の申し込みは2月15日まで。 先着20人。 定員になり次第、 申し込みを締め切る。 受講料は2000円 (種芋代含む)。 所定の申込書を市農都創造課 (079552・1114) か、 各支所、 JA営農企画課 (079・556・2288)、 JA各営農経済支店に提出する。