2011年救急まとめ 過去最多2712件出動 丹波市消防本部

2012.02.02
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 丹波市消防本部は2011年の救急出動状況をまとめた。 救急出動は、 件数、 搬送人員とも過去最多だった前年を234件、 208人上回る2712件、 2631人と、 2年連続で過去最多を更新した。 市内3病院 (県立柏原、 柏原赤十字、 大塚) の収容人数は増えたものの、 搬送総数が増え、 市内医療機関収容率は前年より2減少し、 55%だった。 心疾患で市外搬送が大幅に減少。 脳、 整形外科疾患では半数以上が市外に搬送された。 外科系診療科の医師不足が響いている。

 地域別出動件数は、 柏原495、 氷上730、 青垣228、 春日473、 山南405、 市島374―。 2年で2割強増えた。

 心疾患の疑い278件中、 195件を市内で収容。 収容率は70%と、 前年比18と大幅にアップした。 循環器内科の24時間365日救急を始めた県立柏原が半数を収容。 ここ数年、 心疾患患者を送っていた三田市民 (三田市) への搬送は減った。

 脳疾患の疑いは289人中、 市内収容118人、 収容率41%と、 前年より4減少。 市外搬送のうち、 63%が市立西脇 (西脇市) に運ばれている。

 整形外科が対応した疾患では490人中、 市内収容208人、 収容率42%。 市外搬送患者の26%が福知山市民 (福知山市)、 23%が大山、 19%が兵庫医大篠山 (篠山市) に収容された。

 また、 済生会兵庫県 (神戸市) に産婦人科で8人が搬送された。

 旧町別の市内収容率 (市外への転院搬送を除いて算出) は、 ▽氷上=76%▽春日=71%▽青垣=72%▽柏原=68%▽市島=43%▽山南=35%―と、 福知山市、 西脇市に接する市島、 山南地域とそれ以外では大きく事情が異なっている。

 

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