園舎がジムに変身 スポーツクラブ21畑・ボクシングクラブ

2012.03.18
ニュース

 園舎がジムに変身―。 スポーツクラブ21畑のボクシングクラブ 「ロス・ロコス」 が、 同スポーツクラブや市の協力を得て、 旧畑幼稚園舎にボクシングジムを開設した。 サンドバッグや手作りのリングもある本格的なジム。 現在、 日本タイトルスーパーフライ級4位の角谷淳志選手 (26) も輩出した同クラブは、 「ジムから高校インターハイに出場する選手や、 プロボクサーになる選手が出てくれれば。 肉体だけでなく、 精神も鍛えるボクシングを発信する場として活用していきたい」 と話し、 練習に汗を流している。

 同クラブは10年前、 代表の北山正幸さん (50) =菅=らが仲間とともに結成したクラブが原点。 その後、 スポーツクラブ21畑 (西田直勝会長) 内のクラブとして生まれ変わり、 畑小学校の体育館を会場に練習に励んできた。 現在は4歳から50歳までの約30人が所属し、 拳と心を鍛えている。

 活動を行う中、 選手育成のためにも本格的なジムの設置を望むように。 スポーツクラブ21を通して市教育委員会に旧幼稚園舎の利用を求めたところ、 賃貸契約で貸し出されることになった。

 園舎の利用を始めたメンバーらは、 スポーツクラブ21畑からの援助を受け、 半年掛けて5四方のリングをつくり上げ、 ジムの環境が整った。

 北山さんは、 「多くの協力を得て、 手作りだがジムをつくることができた。 高校生などのクラブ活動としても参加してもらえれば」 と意気込む。

 同クラブ出身の角谷選手は、 「とてもすばらしいこと。 自分のようにプロの世界を夢見る人が出てほしい」 と喜んでいる。

 4月8日にはジムの完成式典を行う予定。

 練習は毎週火曜日の午後8―10時。 クラブへの入会や見学などは北山さん (090・3673・9152)。

 

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