丹波市は3月23日、 (仮称) 市クリーンセンター建設工事を行う民間事業者の募集を始めた。 炭化方式を採用した前回の入札では、 入札参加業者が辞退する結果に終わった経緯がある。 担当の市生活環境部は、 「前回の轍を踏まないよう、 建設地の春日町野上野、 市民、 議会に説明したことを粛々と進めていきたい」 と話している。
業者の選定は、 「総合評価型プロポーザル方式」 で行われる。 「安全・安心」 「循環型社会の形成への寄与」 など5つの基本方針に基づき非価格要素を評価し、 価格評価 (見積書の額) と合わせて総合評価点を算出。 最初に市との交渉権を得る優先交渉権者を決定する。 「選定基準書」 によると、 非価格要素が6、 価格要素が4の割合。
業者の入札参加資格審査などをへて、 概略提案書の受付期限は5月18日。 それ以降、 同工事優先交渉権者選定部会による選定作業が始まる。 9月にも優先交渉権者を決定し、 交渉に入りたい考え。 同部は、 「スケジュールに流動的な部分はあるが、 秋の選挙前には業者の決定、 契約の締結にもっていければ」 としている。
「選定部会」 は、 同市環境整備担当部長、 財務部長のほか、 大学名誉教授ら有識者3人の計5人で構成する。