障害者自立支援法に基づく丹波地域初めての 「就労継続支援A型事業所」 が3月15日、 丹波市氷上町市辺に開設された。 18人が、 弁当製造、 配達、 農作業、 検品・組立加工など企業からの委託作業を行う。
事業所名は 「250g」 (にこまる)。 「本家かまどや氷上店」 と、 同店と同じテナント2階の事務所、 氷上地域の畑で働く。
精神、 身体、 知的障がいがある18―64歳が在籍。 弁当部門に9人、 組立に7人、 農業に2人と、 それぞれ担当分野を決めている。
A型事業所は、 障がい者と雇用契約を結んだ上で就労機会を提供するもので、 県の最低賃金 「時給739円」 を保証。 雇用保険もある。
給料を支払うため、 弁当販売に力を入れるほか、 キャベツやタマネギなどの野菜を弁当店以外に販売、 受託作業も増やす。
4月に利用定員の20人に達するが、 定員の150%まで受け入れが可能であることから、 さらなる利用者増をはかる。
同事業所を運営する株式会社 「ネクステ」 の大槻真也統括本部長は、 「仕事量の確保が最重要。 やり甲斐を持って働いてもらえるよう軌道に乗せていきたい」 と話している。