道の駅丹波おばあちゃんの里 (丹波市春日町七日市) のレストラン 「木の香るフードコート キッチンおばあちゃんの里」 が4月21日正午、 オープンする。 丹波市産材をふんだんに利用した、 木のぬくもりが感じられる店内で、 丹波の素材と手作りにこだわったメニューを提供。 地域のイベントや木の良さに関する情報も発信する。 指定管理者の春日ふるさと振興 (柳川拓三社長) が運営する。 現在、 年間25万人の来場者を、 5年後には7―8万人増やす計画。
施設は、 丹波市が建設。 木造平屋建てで、 延床面積は約500平方メートル。 店内は木を見せた構造と、 高さ約8・5メートルの吹き抜けが、 ゆったりとした空間を演出。 客席113席、 観光案内所、 ギャラリーなどを整備した。 地域材の需要拡大をねらった県の補助事業を活用し、 昨年10月に着工。 総事業費約1億2700万円のうちの約半分が補助金。
パンやドリンク、 モーニングなどを提供する 「古小路 (こころ)」、 定食や麺類、 ご飯ものなどを提供する 「日向 (ひなた)」、 スイーツなどを提供する 「紡 (つむぎ)」 ―の3つのブランドから構成。 それぞれが専門性をもって味とサービスを追求し、 幅広い時間帯に対応する。
「古小路」 では、 オリジナルのブレンドコーヒー (300円) が、 「日向」 では、 黒豆うどんと日替わりの炊き込みごはんをセットにした 「おばあちゃんの里定食」 (820円) が、「紡」 では、 丹波産の牛乳を使ったジェラート (250円―) などが特徴。 全60―70種類のメニューを用意している。 食券を買い求めるスタイル。
21日午前10時からはオープニングフェアとして、 丹波のスイーツや鹿肉を活用した商品の販売なども行われる。 同レストラン (電0795・70・3001) の営業時間は午前8時半―午後6時半。 無休。
写真・直径80センチの大木を使ったハリなどをむき出しにした構造の店内