丹波市が今年度新設した、 太陽光発電・太陽熱利用システムの導入費用への補助金申請が今月8日までに58件寄せられ、 開始2カ月にして、 当初予算額をほぼ使い切った。 現在は受付を停止しており、 市は、 当初予算の2倍近い1000万円余りの補正予算案を6月議会に提案し、 さらなる申請に対応する。
市生活環境部によると、 5月8日時点で、 申請が58件。 540万円の予算額に対し、 申請額517万8000円に。 11日、 ホームページで 「予算に達したため、 受付を停止する」 と発表した。
市が市内22事業者に実施したアンケートでは、 未施工分で、 発電で96件、 熱利用で15件の申請見込みがあり、 補正予算で対応することにした。
同部は、 「当初考えていたより、 市民の動きが早い」 と言い、 背景に、 現時点の関西電力の買取価格が42円と、 当初想定していた38円より高いことや、 夏の節電対策があると見ている。
同補助金は、 発電システムで1キロワットあたり3万円 (上限12万円)、 熱利用システムの自然循環式で3万円、 強制循環式で6万円を補助するもの。 環境政策課 (0795・82・1001)。