氷上高校女子バレーボール部が6月10日、 県高校総体で3年ぶりに優勝し、 連続33回目となるインターハイ出場を決めた。 連続出場記録は、 四天王寺高校 (大阪) の32回連続 (1954―85年) を抜き、 “日本一”となった。 川釣修嗣監督は、 「長い間にわたって築き上げられた記録で、 引き継いだ者にとっては感無量。 さらに記録を伸ばせるだけ、 伸ばしたい」 と話している。 7月24日から大阪で行われる近畿大会にも出場。 インターハイは8月3日から富山県で。
流通科学大で行われた、 氷上、 須磨ノ浦、 夙川、 日ノ本の4強による決勝リーグでは、 3試合いずれもセットカウント2―0の完全優勝を成し遂げた。
須磨ノ浦戦は、 ともに2勝同士の対戦となり、 事実上の決勝戦となった。 第1セットは終始リードを保つ展開となり、 25―18で先取。 第2セットも、 よい流れのまま中盤まではリードを広げたが、 サーブレシーブの乱れをつかれて逆転を許し、 追いかける展開に。 そこからサーブやブロックで流れを引き戻し、 デュースまでもつれた接戦を28―26でものにした。
エースで主将の山本紗良さん (3年)、 大会優秀選手に選ばれた丸元美緒さん (2年) に加え、 同じく優秀選手でアタッカーの四方葵さん (同)、 山田桃子さん (3年) らがチームをけん引。 ピンチサーバーで起用された鳥羽郁花さん (1年) が試合の流れを変えるなど、 “全員バレー”で勝利をつかんだ。