入札中止3件目 丹波市「改善策示す」

2012.06.10
ニュース

 丹波市は6月8日、 氷上町佐野地内で予定していた市道特15号線 (佐野橋) 橋梁架替工事の設計書に積算誤りがあり、 6日に入札を中止したことを明らかにした。 同日の市会議員総会に報告した。 積算ミスによる入札中止は、 今年に入り3件目。 市は、 今定例会中の総務常任委員会に改善策を示す。

 市建設部によると、 工事用道路の盛土において、 トラックの運搬距離を 「4・3キロ」 で積算していたのに、 特記仕様書には 「4・0キロ」 と誤った記載をしていた。 同工事の積算業務は、 公益財団法人・兵庫県まちづくり技術センターに委託。 それをもとに市が特記仕様書を作成する際にミスが起きた。

 入札は5月28―29日に行われ、 30日に開札。 昨年12月から運用が始まった試行要領に基づく積算疑義申立て期間内の6月1日に4社から指摘があった。

 永井隆夫副市長は、 「職員の資質向上はもちろん、 チェック体制が重要であり、 再度検討したい。 業者から質疑を受ける期間を長くとるなど、 運用上の改善策を提案する」 と話した。

 

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