丹波市は7月3日、 個人の介護保険納付額などが記載され、 三つ折りで圧着された介護保険料納付通知書が一部はがれた状態で対象者に配られたと発表した。 市によると、 対象者は1万8399人で、 3日までに約90件の苦情が寄せられた。 市が郵便事業株式会社丹波支店 (柏原町南多田) に持ち込み、 郵送を依頼した時点ではがれたものはなかったが、 同近畿支社は、 「郵便物を分ける区分機を通す際に圧着のはがれが起こった。 圧着強度に問題があった可能性がある」 としている。
同通知書は、 年金から天引きする特別徴収分。 市によると、 6月25、 26日に市職員が圧着作業を行い、 市内方面別に分けて同27日に同丹波支店に持ち込み、 郵送を依頼。 市は同28日に市民から寄せられた苦情で事態に気づいた。 苦情の内容では半分ほどはがれた状態のものが多かったという。
近畿支社は、 「引き受ける際の強度確認を徹底したい」 とし、 市は、 「対象の市民のみなさまには多大な迷惑をかけた」 としたうえで、 「郵便事業株式会社との間で、 圧着の強度を確認したり、 不都合が発生した場合は速やかに連絡をもらうよう申し入れる」 と話している。