来年4月の統合を目指している畑、 城北両小学校の新校名について、 住民らでつくる統合準備委員会は7月31日、 篠山市役所で会合を開き、 同委員会が決定した新校名 「篠山中央小学校」 に対して、 一部住民が市教育長に対し、 校名の再考を求める陳情書を提出したことを受けて議論を行った結果、 「再考はしない」 という意見で一致した。
この日の会合では、 委員会メンバーが、 陳情書を提出した城北小学校の保護者有志が行ったアンケート結果を報告した。
アンケートは同校の保護者全105世帯に配布し、 77件を回収。 うち 「篠山中央」 に対して、 ▽ 「賛成」 6▽ 「反対」 39▽ 「名前にこだわらない」 32―という結果が出た。 賛成の意見では、 「一度決定したことを覆すのはどうか」。 反対の意見では、 「篠山中央と言う名前に対し、 周りから反対の意見を聞く」 との意見が出された。
反対者には、 併せてふさわしいと思う新校名も問うており、 現在と同じ 「城北」 が27票、 「たまみず (玉水)」 が4票と続き、 1票の校名も連ねた。
報告を受けた委員らからは、 「反対の意見を無視し、 再考しないとなると、 統合後のPTA活動などにわだかまりが出るのでは」 「これまでにも周知を図ってきたし、 両校区のさまざまな団体が悩んだ末に決めた結果。 今、 再考すれば、 この先、 いろんなことが決められなくなる」 と双方の意見が出た。
2時間半に渡って議論した末、 「再考はしない」 でまとまった。
同委員会では今年3月、 公募などを通して5つに絞られた校名の中から、 「篠山中央」 に決定し、 市教委に答申。 当初のスケジュールでは、 6月議会に新校名を上程する予定だったが、 「周知期間を設ける」 として9月議会への上程に延期していた。