“純篠山産”オルゴール 大山の間伐材を利用

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「丹波篠山間伐杉手回しオルゴール」の商品化に関わった、阿納さん、平田さん、田中さん、小島さん(左から)=篠山市大山上のねんりん館で

 篠山市大山地区の間伐材を材料に、 篠山で企画、 設計、 生産された“純篠山産”の 「丹波篠山間伐杉手回しオルゴール」 が商品化され、 同地区のねんりん館 (同市大山上554、 079・596・0001) で販売を始めた。 自宅で子ども読書教室を開いている阿納博さん (64) =同市藤岡口=が発案企画したもので、 「森林整備の促進に少しでも役に立てれば」 と話している。

 

 ねんりん館が間伐材を板状にして自動カンナをかける。 それを滋賀県湖南市の野村隆哉研究所が燻煙熱処理をし、 木工作家の小島洋延さん (68) =篠山市野々垣=がオルゴールに仕上げる。

 サイズは、 幅17センチ、 奥行き14センチ、 高さ21センチ。 燻煙熱処理を加えることで、 高音の響きが良くなり、 また、 木のひずみが少なくなり、 加工がしやすくなる。 また、 子どもたちに安全に使ってもらおうと、 植物由来の原料で塗装している。 篠山城をイメージしたデザインや、 ミュージックカードに 「デカンショ節」 を加え、 篠山らしいオルゴールに仕上げた。

 阿納さんが昨年9月、 宮崎市で地元の木を利用した手回しオルゴールに出会ったのがきっかけ。 2009年、 西宮市から篠山市に移住した阿納さんは、 荒れている山々を見て 「もったいない」 と思っていた。 今春、 ギター製作家の田中清人さん (56) =篠山市般若寺=と出会い、 設計を依頼。 田中さんは、 底面の空間を広くすることで、 「上に立ちのぼる」 ような柔らかな音がするオルゴールを設計した。

 阿納さんは、 家族団らんの一コマに使ったり、 人が集まるところでの演奏、 誕生会、 結婚式などさまざまな行事での使用を提案している。 また、 透明な塗装を施したオルゴールや、 ミュージックカードには、 絵を描くこともでき、 オリジナルのオルゴールやオルゴール曲が作れるという。

 田中さんは 「オルゴールは音楽の原点。 癒しのデザインと音を楽しんでいただきたい」、 岡山県から2年前に移住した小島さんは 「オルゴール作りでさまざまな人と出会えた。 文化香る篠山のまちで、 このようなオルゴールに関われてうれしい」、 ねんりん館作業員の平田信夫さん (68) =同市高倉=は 「間伐材の有効利用ができてうれしい」 とそれぞれ話している。

 今月末まで、 篠山市内限定キャンペーン中で、 燻煙熱処理なしタイプが1万0500円 (定価1万4700円)、 処理有りが1万2600円 (定価1万6800円)。 ミュージックカードは、 デカンショ節のほか、 「さくらさくら」 「ハッピーバースデー」 など7枚入りで2100円。 プレゼント用の紙の特製保管箱が1050円。 今後、 オルゴール製作の体験会も計画している。

 問い合わせは、 阿納さんに電話 (090・9612・2155) か、 Eメール (anou@dokusho-club.com)。

 試聴は 「YouTube」 の 「tambanp」 で検索。

 

 

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