学校施設の利用 ルール守って 罰則など新基準

2012.12.23
ニュース丹波市

 丹波市内体育施設の利用者らでつくる市スポーツ推進審議会(酒井美孝会長)がこのほど、市内学校施設の利用者が守るべきルールを見直し、 辻重五郎市長に建議を行った。カギの保管場所について利便性を考慮した基準を設けた一方で、マナー違反が顕著な場合は 「使用禁止」とするなどの罰則も新たに設けた。建議を受け、市 (スポーツ推進係0795・82・0409)は来年4月から改正に沿ったルールを適用する。

 小・中学校のグラウンドや体育館の使用に関しては、これまでもルールを定めていたものの、▽たばこの吸い殻やごみが捨てたまま▽勝手に備品を使用する▽ドアや窓を壊す▽夜遅くまで使用する―などのマナー違反が一部で目立つため、 同審議会で見直した。

 一般利用の場合のカギは各住民センターで保管しているが、一部地域では「住民センターまで遠く、もっと近場で貸し出してほしい」との要望があったため、独立した事務所を持つ公共的な団体のみ管理者となることができるとした。市は地域のコミセンなどを想定している。

 また、 マナー違反にあたる行為があった場合、1回目が「注意」、2回目が「1カ月使用禁止」、3回目が「1年間使用禁止」とする。カギの管理について私物化するなどのルール違反があった場合は、ただちにカギを回収する。

 同係は、「マナー違反が見られるのは一部の団体。教育の場であること、さらにはスポーツと同様、施設利用にもルールがあることを理解し、気持ちよく使ってほしい」と話している。3―14日に市内6地域で開いた「体育施設定期利用者調整会議」で周知した。

 

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