兵庫県丹波市春日町棚原の民家を利用した、 子ども・若者の居場所 「TAMARIBA」 の開所式が1月27日にあり、 利用者と関係者が食事を楽しみ、 団らんのひとときを過ごした。 2月から毎週日曜と月曜に開所する。
運営する、 不登校やひきこもりの子を持つ親でつくる氷上子育て親の会 (竹安恵会長) が、 昨年6月から毎月1回、 「お楽しみ会」 を開いてきた。 毎月4、 5人の利用があり、 半年余りの助走期間を経て、 本格的な運用を始める。
「親の会」 会員のほか、 引きこもりから立ち直った人、 地域のボランティア、 丹波ビジョン委員らがスタッフになり、 交代で同施設に詰める。
開所時間は、 午前11―午後4時。 利用料は中学生以下100円、 それ以上300円。 フリーパスになる年会費は、 中学生以下3000円、 それ以上が1万円。 ボランティアスタッフも、 施設の維持管理のため、 同額を支払う。
これまで毎月1度、 篠山市の丹波並木道公園で開いていた 「子ども・若者遊ぼう会」 は、 2月3日から、 同施設を会場に毎月第1日曜に開催する。
竹安会長は、 「何をして過ごしてもいい。 勉強を教えて欲しい人には教える。 不登校、 引きこもりの当事者だけでなく、 家族や、 地域の高齢者にもお茶を飲みに立ち寄ってもらい、 コミュニティーの中で交流ができたら理想的」 と話している。
また、 同会では、 居場所活動を手伝うボランティアと、 運営費を支援する 「賛同者支援金」 (1口1万円程度) を募っている。 詳細は竹安会長 (TEL090・1674・3211)。