県立柏原病院産婦人科で、 子宮がん検診を受けた丹波市内の40歳代女性に対し、 再検査が必要だったにも関わらず、 4カ月あまり連絡が遅れるミスがあった。 検査結果の確認・通知漏れによるもので、 同病院は女性に謝罪し、 再発防止のため、 受診者全員に面談で結果を伝えるよう改めた。
女性は基礎疾患があり、 年に1度全てのがん検診を受けるよう他病院の主治医から指示されていた。 昨年6月1日に産婦人科で子宮がん検診を受け、 「異常があれば2週間後に連絡する」 と言われたが、 10月25日になって 「再検査が必要」 と電話が入り、 翌26日に再検査を受けた。 結果は陰性だったが、 女性は 「再検査の結果が出るまでの約2週間は耐えがたいほどの心労があった」 とし、 病院側も改めて謝罪した。 ミスは1件だけだった。
同病院他科では、 がん検診の結果は面談で伝えているが、 産婦人科では医師の数に対し検査件数が多かったため、 次回来院予定のない人については、 異常があった場合のみ連絡していた。 今後は原則として、 結果が出次第呼び出して伝える。
同病院の竹田安広総務部長は 「決められたことができていなかったチェックミス。 チェック体制も見直し、 再発防止に努める」 と話している。