篠山自然の会 (樋口清一会長) が2月23日、 「早春の両生類の観察会」 を開いた。 同会のメンバー6人が、 篠山産業高校丹南校 (兵庫県篠山市南矢代) 周辺を巡り、 カスミサンショウウオやアカガエルの卵などを観察。 時折小雪が舞う日和だったが、 早くも始まった生きものたちの胎動に参加者たちは感動していた。
同会のメンバーで、 日本爬虫両棲類学会会員でもある田井彰人さん (44) =同市野中=が案内。 ヤマアカガエルやニホンヒキガエルなどの卵塊やカスミサンショウウオの卵のうなどを多数確認した。
田井さんは 「ヒキガエルの卵塊は長さが約7・5メートルもあるが、 1匹のメスが産んだもの」 などと解説し、 参加者たちを驚かせていた。