開設2年目の県 「丹波出会いサポートセンター」 (丹波の森公苑内) で今年度、 10組のカップルが誕生した。 県内10センターのうち、 登録者に占める成婚率が最も高くなっている。 年度ごとに登録が必要になることから、 同センターは4月からの新登録、 登録継続手続きを呼びかけている。
センターは県民局単位で設置されており、 今年度、 県内で99組が結婚 (3月4日時点)。 丹波の10組は、 本部 (神戸市) 18組、 中播磨17組、 東播磨16組、 西播磨11組に次いで5番目。 会員数に占める成婚率は、 5・6% (2番目は西播磨の4・9%) と最も高くなっている。 結婚にいたった男女は30歳代が多い。
前年度比で丹波センターの 「お見合い開催数」 は2・6倍、 「お見合い成功数」 (交際開始数) と 「交際解除数」 はともに1・7倍と伸びている。
今年度の丹波センターの会員数は、 178人。 人口比の会員数も丹波センターが県内最多。 会員のうち、 64%が丹波市、 18%が篠山市。 その他地域が18%。 丹波センターのみが、 日曜も開所している。
丹波センターのパソコン端末から、 県内全センターの登録者のプロフィールが閲覧でき、 気に入った相手を選び、 センターを通じ 「お見合い」 を申し込む。 相手が応じた場合は、 センター職員立会いの元で 「お見合い」 をし、 センターを通じ、 双方意思確認をした上で交際するか否かを判断する。 「お見合い」 の席では、 互いの連絡先を教えない。
2010年の開設以来、 通算成婚数は12組。 8組が男性から、 4組が女性から 「お見合い」 を申し込んだ。
丹波センターは職員3人体制で婚活をサポートする。 職員の足立志洋子さんは、 「交際に入ると成婚につながる確率が高いのが丹波地域の特長。 会員登録だけして待っている人も多いが、 自分から相手を選んでお見合いを申し込む積極さも必要。 まずは会員登録に足を運んでほしい」 と呼びかけている。
登録は、 丹波センター (TEL0795・78・9130) で行う。 本人申請で、 代理は不可。 独身証明書が必要。 登録料は年3000円。 水―日曜の午前9時―午後5時15分開所。 土日曜の来所の際は予約が必要。