丹波市春日町の多利南営農組合 (三井淳男組合長) が、 約1・2ヘクタールの畑で育てた大麦を自家焙煎した 「むかしなつかしの麦茶」 の販売を始めた。 三井組合長は 「暑い日が続くが、 おいしい麦茶を飲んで乗り切って」 と呼びかけている。
同商品の販売を始めて4年目。 当初は、 焙煎に直径1・2メートルの炒り鍋を使用したが手間がかかるため、 昨年同組合で焙煎機を製作した。 大麦を入れたドラム缶をモーターでゆっくり回転させ、 薪を燃やして焙煎している。 約50分で20キロほどの大麦を焙煎できる。 たまにドラム缶に開けた穴に竹を入れて大麦を取り出しては、 焙煎具合を確認している。
三井組合長は 「4年目なので、 安定した火加減を保てるようになった。 購入者からおいしいという声も届き、 励みになっている」 と喜んでいる。
昨年は約1200袋を出荷。 今年は2000袋ほどの出荷を予定している。 すでに丹波おばあちゃんの里で販売している。 1袋500グラムで500円。