8月15日午後7時30分ごろ、 福知山市由良川左岸 「音無瀬橋」 下流の河川敷で開かれていた 「ドッコイセ福知山花火大会」 会場の屋台から出火、 やけどなどで2―85歳の60人が重軽傷を負い、 病院で治療を受けた。 うち3人が重篤のもよう。 けが人の中に丹波市、 篠山市の人が含まれているかどうかは不明 (16日午後5時現在)。 爆発事故発生に伴い、 6000発の花火の打ち上げは中止された。
屋台が爆発、 炎上し、 3軒が焼けた。 火柱が上がり、 近くにいた見物客が巻き込まれた。 現場は本部席近く。 対岸の花火打ち上げ場所の目の前で、 河川敷は見物客でごった返していた。
船井郡京丹波町の女性 (44) と男子 (10)、 綾部市の男子 (13) が重篤のもよう。 福知山署は16日、 実況見分を行い、 爆発の詳細な原因を調べている。
現場近くにいた篠山市内の20歳代の女性は、 「爆発してから、 悲鳴を上げながら逃げる人と、 携帯電話で写真や動画を撮りに行く野次馬がごちゃごちゃになってとても怖かった」 と話していた。
丹波市市島町の男性 (34) は、 男の人が火だるまになって倒れたのも見たという。 「屋台のホースから白い蒸気みたいなものが出ていて、 数秒後に爆発した。 一瞬で屋根や観客のビニールシートが燃えた」 と言い、 「家族を連れて一目散に逃げたが、 たくさんの人でなかなか動けなかった」 と話していた。