県が工事を進めてきた主要地方道多可柏原線の谷川バイパスが、 9月1日午後3時に供用開始される。 山南町谷川と同町長野を結ぶ 「久下大橋」 (延長96・2メートル) を含む延長330メートルで、 幅員は9・75メートル (2車線と片側歩道)。 主要地方道篠山山南線へのアクセスが短縮されるほか、 交通の安全確保をはかる。 同日午前10時からは久下自治振興会による渡り初め式が行われる。
これまでの西へう回して岡本橋を通り、 篠山山南線へアクセスするルートは、 近くにある久下小学校児童の通学路でありながら幅員が狭く、 安全確保が望まれていた。
県は2007年度に事業着手し、 09年度に久下大橋の下部工、 12年度から上部工を進めてきた。 事業費は約7億円。 これまでのルートは、 バイパスの供用開始とともに市道として引き渡される。
渡り初め式は同町長野側で行われ、 県、 市、 地元関係者ら約300人が出席する予定。 太鼓演奏のオープニングに続き、 式典、 テープカットなどがあり、 3世代の村上信司さん一家 (岡本)、 大江雄一郎さん一家 (谷川1区)、 津瀬英幸さん一家 (谷川7区) による渡り初めや御輿巡行、 山南中学校吹奏楽部の演奏がある。