「地場もん」大賞 最終20点に選考 やながわのモンブラン

2013.10.24
ニュース丹波市

写真・ 「地場もん国民大賞」 で最終選考20点に選ばれた 「丹波伝心 和のモンブラン」

 地域で親しまれている食材や、 食文化を生かした料理などを表彰する 「第1回地場もん国民大賞」 (農林水産省主催) の最終選考20点に、 夢の里やながわ (柳川拓三社長、 丹波市春日町野上野) の 「丹波伝心 和のモンブラン」 が選ばれた。 大賞はインターネットによる投票 (31日正午まで) と、 11月2日に東京都内で開かれる食と農林漁業の祭典 「ジャパンフードフェスタ2013」 の来場者投票などで決める。

 

 同国民大賞は、 日本の食文化を国内外にアピールしようと創設。 地域住民が 「地元の食」 として、 国内外に誇り伝えたい農林水産物や加工食品、 伝統料理を 「地場もん」 と位置づけ、 全国から518点の応募があった。 書類審査で選ばれた100点を、 テレビでもおなじみの辰巳琢郎さんやテリー伊藤さんのほか、 料理研究家ら11人が試食し、 20点が選ばれた。

  「丹波の特産品の代表格でありながら、 生産量の激減や品質の維持が急務になっている丹波栗を使った商品として生み出したのが 『和のモンブラン』。 丹波で受け継がれてきた伝統や思いを、 次の世代につなぎたかった」 と話す柳川社長。 地元食材を使ったカスタードクリームやスポンジの上に、 丹波栗のペーストをそぼろ状にして敷き詰めており、 丹波栗の濃厚な味と風味が口いっぱいに広がる。 2008年の発売以来、 同社を代表するスイーツとなっている。

 柳川社長は 「丹波栗を全国に発信し、 地域の活性化にもつなげたい。 大賞を受賞すれば、 丹波栗の生産者への励みにもなる。 ぜひ投票をお願いします」 と話している。

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