丹波市は10月31日の市議会運営委員会で、 市議会9月定例会で認定された昨年度の下水道事業特別会計決算書に誤りがあったと報告した。 議運委は再び認定審査を求める議案として本会議にかけることを決め、 22日に日程などを協議する。
市下水道課によると、 使用者から下水道使用料金の二重納付があったために本来なら返金すべき使用料7508円 (督促手数料含む) を、 担当者が誤って調定額 (請求額) に加えていた。
9月の月例監査で発覚したが、 決算調整期間が終わっていたため、 同課は 「もう修正がきかない」 と判断。 監査委員への説明を優先し、 同委員事務局から意見書が出るのを待ち、 10月に入ってから上司に報告した。 同課は、 「課内での連携ミス。 監査委員への説明に気がいってしまい、 上司への報告が遅れたのは判断が悪かった」 としている。
また、 これまでに氷上町内で、 同じ地域の違う団体が運営し、 隣接する2施設の使用料金を取り違えていたことも明らかになった。 2006年4月から今年5月にかけて、 下水道使用を休止していた施設から約14万8000円を徴収する一方で、 本来徴収すべき施設が未収になっていた。 未収額は約105万6000円。
5年を経過して時効となった額を除き、 下水道使用を休止していた施設の管理者に約11万円を返し、 未徴収になっていた施設の管理者に約86万4000円を支払ってもらう方向で協議中という。