丹波市氷上町新郷でイノシシ肉の精肉店を営むわな猟師、 泉喜代一さん (80) が18日、 店頭に約100キロ、 1・3メートルある大物のイノシシを吊るした。 車で通りかかった人たちはスピードを緩め、 地元産のイノシシに目をやっていた。
前日の17日に同町小野でワナにかかった。 オスで、 3歳程度と見られる。 330人前ほどの肉が取れるという。
「店の宣伝に」 と、 毎年店頭にフォークリフトで獲物を吊っている。
40年の狩猟歴がある泉さん。 100キロ級は、 4頭目。 「シカはいるが、 イノシシは減っている印象。 まさかこんな大物がまだ残っていたとは。 うれしい、 しかない」 と笑顔を弾けさせた。
氷上地域を中心に15カ所にワナを設置しており、 同日は1日で6頭かかったという。