柏原高校調理部の山内晴佳さん (3年) が考案した 「丹波の恵み感謝弁当」 が、 県内中・高校生を対象にした 「あけてニッコリ!!わくわくお弁当コンテスト」 (県米穀事業協同組合など主催) で、 最優秀 (1点)、 優秀 (3点) に次ぐ 「審査員特別賞」 を受賞した。 2903点の応募があった中で、 審査員から 「鹿肉を使っている点と、 彩りがよかった」 との評価を受けた。
黒豆ごはんに、 カボチャのクリームチーズサラダ、 小松菜とクルミの和え物、 アマトウの姿焼き、 鹿肉のたたき風、 プチトマトの5品を添えた。 メーンの鹿肉料理は、 シンプルな調理方法でおいしさを引き出すことを考え、 家で母親に試食してもらいながら味を調えた。
昨年、 学校近くにある鹿肉料理専門店 「無鹿」 から講師を招き、 人が生きるために殺した動物、 野菜を作ってくれた農家、 それを調理してくれた人たちへの感謝の心を学んだ。 「教えてもらった鹿肉料理と感謝の心をお弁当のテーマにした」 と話す。
山内さんは、 「味も見た目もうまくできた」 と笑い、 「テーマにした 『感謝』 が少しでも伝わればと思っていた。 3000点近い作品の中から賞をいただき、 びっくりした」 と話している。
また、 氷上高校の近藤明香さんの 「丹波のヘルシー弁当」、 篠山産業高校の伊勢沙織さんの 「夏野菜弁当」 がいずれも佳作に選ばれた。 来年2月23日に県公館で表彰式が行われる。