飛び出す視覚効果 実用新案登録 アシダコーポレーション「変形のぼり」

2014.01.19
ニュース丹波篠山市

写真・今年売り込みに力を入れる 「変形カットのぼり」 を手にする芦田喜三郎社長(右)=青垣町東芦田で

 のぼりや横断幕、 オリジナルウェアなど、 特殊印刷物の企画、 製作、 販売を手がけるアシダコーポレーション (丹波市青垣町東芦田、 芦田喜三郎社長) が、 飛び出すような視覚効果がある 「変形カットのぼり」 (実用新案登録済み) を開発し、 売り込んでいる。

 

 のぼりやタペストリーは長方形が一般的だが、 文字やイラストにそって縁を任意に湾曲させて裁断したり、 くり抜いて穴を開けるといった加工ができる。

 同社は、 6年ほど前から事業の柱の一つとしてのぼりに取り組んでおり、 燃えにくい生地を使った防炎のぼり、 従来の昇華型印刷では難しかった蛍光色をプリントしたのぼりなど幅を広げており、 「変形のぼり」 もラインナップに加えた。

 新型ののぼりを作るために、 新しいレーザーカッターを導入。 ポリエステルを溶かし、 縁をカットし、 穴を開ける。 取引先のカタログにのせ、 全国から受注を目ざすほか、 看板業者や染め物業者を代理店として展開できないか検討している。

 芦田社長は、「本社の工場で製造しており、 超短期間納品などができるのが強み。 他社が手がけていない分野で違いを打ち出し、 有力商材に育てていきたい」 と話している。

 同社 (0795・87・0306)。

 

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