スーパーニシヤマ閉店へ マックスバリュが進出計画 3月末で

2014.02.13
ニュース丹波篠山市

写真・閉店が決まったスーパーマーケットニシヤマ篠山店=篠山市東岡屋で

 篠山市東岡屋の 「ニシヤマ篠山店」 が3月末で閉店し、 同店舗に 「マックスバリュ西日本」 (本社・広島市) が展開する商業施設が進出することが丹波新聞社の取材でわかった。 同店を運営する 「スーパーマーケット ニシヤマ」 (本社・福知山市) がマックスバリュに土地の賃借権と店舗建物を譲渡する形。 ニシヤマはすでに地権者の合意を得ていることや共同出店しているホームセンター 「アグロ」 も撤退すること、 また同店で働く従業員すべてをマックスバリュが継続雇用することを決めていることを明らかにし、 「互いに潰し合いにならず、 従業員も守れた」 と戦略的撤退であることを強調した。 マックスバリュは取材に対して新店舗のオープンについて明言を避けたが、 早ければ夏までになる見通し。

 ニシヤマによると、 篠山店は敷地面積約7000坪、 売り場面積約3000坪 (アグロを含む)。 現在、 正社員とパート60人が勤務している。

 同店は1979年に篠山市初のスーパーマーケットとしてオープン (当時は西新町) した老舗。 将来の人口増を見込み、 2000年に現在の場所でリニューアルオープンした。

 しかし、 同社の見込みとは裏腹に人口が減少の一途をたどる中、 他店の進出もあって市場が停滞。 そこにマックスバリュ進出が持ち上がり、 「現在の人口規模でこれ以上、 競合店が増えることは潰し合いになるだけ」 と判断した。

 一方のマックスバリュは、 2012年に丹波市氷上町で 「ザ・ビッグエクストラ氷上店」 をオープン。 順調に売り上げを伸ばしており、 隣接する篠山市内へ同規模店舗での進出を計画し、 昨年、 市内に土地を購入していたが、 土地整備や水路の付け替え工事などにコストがかさむことが課題になっていた。

 状況を鑑みたニシヤマはマックスバリュ側に店舗譲渡を打診。 縮小する市場の落ち込みを懸念したニシヤマと、 出店意欲はあるものの土地に恵まれなかったマックスバリュの思惑が一致した。

 ニシヤマによると、 マックスバリュは市内の中心地という立地と理想の敷地、 売り場面積が手に入るとあって、 契約していた物件をキャンセル。 ニシヤマは従業員の雇用継続と出店資金の回収ができ、 「両社にとって最も良い判断」 と合意に至ったという。 譲渡額については明らかにしていない。

 同社は、 「長年、 篠山市で出店し、 開店当初は地方でもスーパーマーケットが成り立つというモデルとして各地から視察がたくさんあった」 と回顧。 「三田などでの売り上げは伸びている。 今後は回収した資金を元に都市部での出店を目指す」 と話している。

 一方のマックスバリュは取材に対し、 「出店計画についてはお話できない」 と話している。

 

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