「工事手順を逸脱」青垣の浄水場改良で 丹波市議会100条委員会

2014.03.30
ニュース丹波市

 2012年8月に青垣で発生した濁水流出事故などに関する市議会100条委員会が28日行われた。 東芦田新水源を使用することに伴う西芦田浄水場の改良工事の手順を現水道部長らに確認。 水道部長は、 「本井戸の水質を確認した上で、 改良工事の設計に入るのが本来だが、 手順が逸脱していた」 との認識を示した。

 これまでの同委の調査で、 試掘井戸の水質検査結果が良好だったことをうのみにし、 その結果をもとに西芦田浄水場の改良工事の設計を発注。 その後に、 水質検査を実施し、 その結果を当時の主幹がファイリングし、 隠ぺい問題に発展したことが分かっている。

 同主幹が、 水質検査結果を、 事業に必要な書類を束ねた完成図書にファイルしたかどうかについて、 あやふやな証言をしていることに対し、 水道部長は、 「本来なら閉じておくべきものだ」 との認識を示した。

 水質検査がどのような手順を踏んで行われたかを確認するため、 本井戸の工事や水質検査を行った業者の責任者を参考人として呼ぶことを確認。 次回委員会を4月中旬ごろの日程で調整する。

 

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