ボタンを着せ替え 土台発明、交換ワンタッチ 関西釦

2014.03.06
ニュース丹波市

写真・ 「コーデBO」 の土台の上に、 様々な形のボタンをワンタッチで着脱できる

 アパレルメーカー向けボタン製造、 関西釦 (ぼたん、 丹波市氷上町香良、 林健二社長、 0795・82・0366) が、 ワンタッチで取り替え可能なボタンを発明、 特許を出願した。 ボタンを交換することで服の印象が変わることから、 用途や気分に応じてボタンを付け替え、 「着せ替え感覚」 で楽しんでもらおうというもの。 今冬からの本格的な展開をめざし、 販売戦略を練っている。

 

 商品名は、 コーディネートとボタンをかけた 「コーデBO」。

 従来のボタンと異なる点は、 服に縫い付ける土台がある点。

 直径8・5ミリ、 厚さ2・5ミリのナイロンファイバー製の土台と、 ボタン本体が 「ほぞ」 の凹凸関係にあり、 ボタンを回転させ力を加えるだけで、 ボタンの着脱、 交換ができる。

 3年ほど前から、 「着せ替えボタン」 の構想があり、 磁石で試作を重ねていたが、 着脱はしやすいものの、 強度上の問題が生じ、 強度を保ちながら着脱がしやすい土台の開発に行き着いた。

  「普段白のコートのボタンを赤に変えるだけで随分違って見える」 と同社の林周平部長 (33)。 洋服以外にも 「バッジ代わり」 のアクセサリーにもなる。 ボタンの柄や加工は、 長年培ったノウハウがあり自社で製造できる。 「ボタンをデコって、 遊んでもらうのもおもしろい。 可能性がある商材を生かす提案を、 メーカーにしていきたい」 と話している。

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