「有機の郷」広めたい 農業講座を開講、参加者募る 春日町山田

2014.04.03
ニュース丹波市

 丹波市春日町山田地区の有志11人が、 同地区で有機農業に取り組む 「山田有機の郷づくり委員会」 を立ち上げた。 地区外の人にも有機農業を学んでもらおうと、 外部から講師を招き、 同地区の民家で4月から3回の農業講座を開く。 有機農業に興味があれば誰でも参加できる。

 

 耕作放棄地が増えつつある同地区で、 農業によって地域を活性化しようと、 同地区の板谷和行さん (61)、 金川まゆみさん (59)、 金川喜八郎さん (65) が中心になって同委員会を設立した。 地区内の住民にも呼びかけ、 定年を迎えた60歳代を中心にメンバーを募った。

 兵庫みどり公社の兵庫楽農センター長だった金川喜八郎さんの人脈を生かし、 兵庫農漁村社会研究所理事長の保田茂さんと、 県環境創造型農業専門員の西村いつきさんを講師に招く。 米ぬかや有機石灰などを配合した環境に優しい肥料 「保田ぼかし」 の作り方や活用方法、 果菜類の定植法や剪定などを学ぶ。

 板谷さんは 「地区全体で有機農業に取り組みたい。 講座では、 いきなり大きな畑での有機農業は難しいと思うので、 誰でもできる家庭菜園規模で教えてもらう予定。 学んだものを持ち帰ってもらい、 有機農業がそれぞれの土地で広がれば」 と呼びかけている。

 19日、 5月17日、 6月22日に開催。 いずれも午前10時半から、 金川喜八郎さん宅 「野良コレの郷」 で行う。 参加費3000円 (昼食が必要な人は別途500円)。 参加申し込みは板谷さん (090・8985・2869) へ。 先着40人。

 

関連記事