丹波市 (地域協働課0795・82・2272) は今年度から、 市内にU・Iターンする人や、 新たに2世帯同居をする人が住宅を新築、 購入、 改修する場合の補助制度を拡充し、 中学生以下の子どもが住む場合にはさらに一律50万円を加算。 最高で100万円を助成する 「新いきいき定住促進住宅補助金制度」 を始めた。
昨年度までの同制度は、 市内にU・Iターンする人が住宅を新築、 新規購入する場合は50万円、 改修の場合には20万円を補助。 新たに2世帯同居をする人の場合は、 新築、 新規購入、 改修のいずれも20万円を補助していた。 いずれも市内業者が施工するのが条件。
同制度は、 移住や定住、 Uターンを促進するのがねらい。 今年度からは、 新築、 新規購入の場合に中学生以下の子どもがいる世帯に対しては、 さらに50万円を上乗せし、 子育て世代への支援を充実させる。
2016年度までの3カ年。 今年度は1300万円を予算化した。
拡充前の11年度から昨年度までの同制度実績は、 94件 (U・Iターン者59件、 2世帯同居33件) で、 2358万2000円を交付した。 転入人数は145人 (U・Iターン者132人、 2世帯同居11人)、 同居人数は168人だった。
補助対象者の住宅工事 (新築、 改修など) 費用を合計すると、 約8億8700万円となり、 同課は 「地域経済の活性化にもつながったのでは」 としている。