東雲高「山の芋グリーンカーテン」審査員特別賞に 環境省主催「グッドライフアワード」

2014.04.10
ニュース丹波篠山市

 篠山東雲高校のふるさと特産類型の生徒でつくる 「しののめ山の芋研究チーム」 (13人) による山の芋のグリーンカーテンの取り組み 「特産でeco&smile」 が、 環境に優しい生活アイデアを表彰する 「第1回グッドライフアワード」 (環境省主催) の審査員特別賞を受賞した。

 農家の高齢化で生産量が減少している山の芋の普及を目指そうと、 ウイルスフリー (無病) 化した山の芋で緑のカーテンを行っている。 ウイルスフリー化した山の芋は大きな葉になり、 それを遮光に利用した。 特徴は、 ▽生育期間が長く、 遮光効果が長い▽栽培は元肥を入れて、 水をやるだけ▽収穫して食べられる―などをあげ、 2013年度は市内の全小中学校で実施し、 市民向けの講習会も行い、 「篠山のみんなを笑顔にしたい」 と普及を進めている。

 今後の目標として、 「篠山の1世帯に1台のプランター設置をめざし、 山の芋の栽培面積の増大と子どもたちの環境教育、 食育に活用したい」 とした。

 メンバーの一人、 赤井愛里沙さん (2年、 丹南中出身) は 「まさか受賞するとは思っていなかったので、 うれしい。 受賞をきっかけにさらに山の芋のグリーンカーテンを普及していきたい」 と話していた。

 全国から147件の応募があり、 山本良一東京大学名誉教授ら有識者7人が審査した。

 

山の芋の「緑のカーテン」冊子に 東雲高

 篠山東雲高校のふるさと特産類型の生徒でつくる 「しののめ山の芋研究チーム」 (13人) が、 山の芋のグリーンカーテンを普及させようと、 栽培方法を掲載した冊子 (A4サイズカラー、 10ページ) を作成した。

 グリーンカーテンとしての効能のほか、 山の芋の説明、 栽培方法、 栽培暦、 レシピを掲載。 篠山ロータリークラブ (井上隆雄会長) の助成で、 3000部を作成し、 3月の同クラブ主催のイベントで配布したほか、 5月の市民向け講習会や、 幼稚園、 保育園、 小中学校に配布する。

 同校 (079・557・0039)、 市農都環境課 (079・552・1117) で無料配布している。

 

関連記事