2012年8月に青垣で発生した濁水流出事故などに関する丹波市議会100条委員会が15日、 行われた。 前公営企業管理者である辻重五郎市長を説明員として呼び、 濁水流出や水質検査結果の隠ぺいの責任に対する認識を委員が問うたが、 辻市長は、 「再発防止に最大の努力をする」 「問題解決に向けてまい進するのが信頼回復への道だ」 などと述べるにとどまり、 ストップしている青垣の水道事業の今後の方針や、 自身への処分などは明言しなかった。
4月に再び置いた公営企業管理者に対し、 東芦田の新水源問題についてどのように引き継いだかを問われた辻市長は、 「市としての、 一番いい解決案を早く考えるようにと話した。 専門的な中身については、 自分では分からない部分もある」 と話し、 未だ具体的な策が詰まっていないことをうかがわせた。
また、 水質検査の重要性など、 「安全な水の提供」 に対する水道部職員の教育が不十分であったことを指摘され、 辻市長は、 「部長に任せており、 水道部内の問題点が把握できていなかったと言わざるをえない」 と認めた。
次回委員会は、 26日午前9時半から。 2010年度の水道事業実施設計業務の不正事務処理についての調査に移り、 関係した職員3人の証人喚問を行う。