「送水、担当者任せ」9つの問題点指摘 丹波市会百条委員会・中間報告提案へ

2014.06.19
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 西芦田浄水場マンガン流出事故と東芦田新水源の原水水質検査結果の隠ぺいについて調査している丹波市議会100条委員会が17日、 行われ、 両事件の中間報告がまとまった。 調査で明らかになった事実を淡々と列挙し、 再発防止に向けた改善策は、 調査中の水道部や消防本部の不正事務処理事件を含めた最終報告の中に盛り込む。 字句調整の後、 開会中の定例会最終日の25日に委員長報告を行う予定。

 中間報告書は、 事件の経過 (概要) と、 明らかになった事実関係を記した後、 9つの問題点を指摘。 東芦田新水源や西芦田浄水場の工事が完成した後の一連の送水作業 (洗管作業、 水質検査など) について 「指示、 報告もない担当者任せの作業等が行われていた」 「関係した職員が、 給水する前に水質検査をしなければならないという認識がなかったことは、 水道法に違反する重大な問題」 「職員への水道法等の教育がなされておらず、 また、 届出等、 コンプライアンスの意識がなかった」 などとしている。

 

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