丹波市、 篠山市の市民ランナーらでつくるチーム 「よねやん軍団」 (24人) が7日、 広島県の福山城と愛媛県の今治城付近を結ぶ100キロのコースで行われる 「しまなみ海道100キロウルトラ遠足 (とおあし)」 に出場する。 早朝5時にスタートし、 午後9時までにゴールをめざす、 16時間に及ぶ過酷なレース。 「全員で完走したい」 と意気込んでいる。
丹波地域のメンバーは、 米村昌晋 (まさひろ) さん (38) =同町野坂=、 中岡和広さん (37) =同=、 安達学さん (42) =青垣町佐治=、 岡崎健一さん (38) =山南町谷川=、 小林健一さん (38) =篠山市沢田=、 吉川かおるさん=同市西谷=。 米村さんと吉川さんは選手たちのサポートに回る。
自身もマラソンランナーで、 観光バスのドライバー (山南観光勤務) をしているチームリーダーの米村さんは長年、 バスいっぱいにマラソン愛好家を乗せて大会に送迎するのが夢だったという。
昨年6月ごろ、 「1年かけて練習しよう」 と、 ウルトラマラソン挑戦の話が始まり、 陸上部仲間や知人などでネットワークを広げていくうちに、 丹波地域のほか、 加古川、 明石、 大阪、 奈良、 岡山などの22人が出場を決断。 昨年12月に申し込みを済ませた。
これまでに数カ月に一度、 大阪城公園などに集まり、 30―50キロを走る練習をしたり、 練習のつもりで加古川や篠山で行われたマラソン大会に参加した。
岡崎さんは、 4週連続で100キロマラソンに挑戦しており、 長野、 島根、 東京に続いて、 4週目が 「しまなみ」。 チームの出場者の最後尾について走る予定で、 「みんなと一緒に感動のゴールを迎えたい」 と目を輝かせる。
小林さんはこのほど、 武庫川の70キロマラソンを完走。 「この調子で 『しまなみ』 も完走する」 と意気込む。 中岡さんは、 「まさか自分が走るとは思っていなかった距離。 完走して、 3人の子どもにかっこいいお父さんの姿を見せたい」 と笑顔を見せる。 安達さんは、 「来年、 エジプト250キロマラソンを走る友人にエールをおくるつもりで自分も走る」 と話す。
米村さん、 吉川さんは、 ポイントを見つけてバスをとめ、 応援したり、 体調を崩した仲間のケアにあたる。 米村さんは、 「今回は安全運転を心がけて、 みんなのサポートに徹したい」 といい、 吉川さんも 「ところどころ、 自分も走りながら応援したい」 と、 仲間たちを送り出す。
米村さんのブログ(「米やんの上りは我慢、 下りは度胸!」 で検索) で、 出場するメンバーを紹介している。