見て買って被災地支援 写真展示や物産販売 6月8日のしょうぶ祭りで

2014.06.01
ニュース丹波市

6月8日の物産展と写真展の準備をする「丹」 のメンバーたち=春日町黒井で

災害ボランティアネット 「丹 (まごころ)」 (打田諭志代表) が、 6月8日午前10時から三ッ塚史跡公園 (丹波市市島町上田) で開かれる 「花しょうぶ祭り」 の会場で、 「東日本大震災東北支援物産展」 を開催する。 同会が現地を訪れた被災地の業者から仕入れた物品を販売するほか、 これまでの会の活動記録や被災地自治体などから借りた震災写真展を開く。 「多くの人に見てもらい、 買って復興を支援してほしい」 と呼び掛けている。

被災地の状況を啓発するとともに、 同会の活動内容を広く周知する機会とする。

「愛育館」 の玄関前にテントを設置する。 販売する品物は、 同会がボランティアで訪れた宮城県七ケ浜町、 南三陸町、 気仙沼市の業者から計30万円分を購入した。

屋台でじゃこ天とさつま揚げの串焼きを販売する。 物販は、 ▽宮城県七ケ浜町=海苔の鉄人 (干しのり)、 海のラー油、 五食野菜ラー油▽宮城県南三陸町=笹かまぼこ、 あぶら麩、 じゃこ天、 さつま揚げ、 パリパリわかめ、 ちりめん、 きず海苔▽気仙沼市=ふかひれスープ、 さんまみりん干し、 まぐろ角煮―。 一部試食もある。 価格は250―750円。

写真は、 1市2町の行政、 社協のボランティアセンターから借りた、 被災直後からの現地の変化を日を追って写したものと、 被災地を中心に同会の過去2年間の活動記録を15枚のパネルにしたものを展示する。

昨年度、 被災地を4度訪れたうち、 3度訪れた南三陸町の被災写真は、 被災当時と今年のようすを対比した構成になっており、 避難を呼びかけた職員が津波にのみ込まれた 「防災庁舎」 や、 津波で大きな被害を受けた 「志津川病院」 の当時とガレキを撤去した現在の姿などがある。 同会の紹介パネルには、 同町上保呂毛仮設住宅の住民と、 会員が丹波から持参した食材で作った料理で会食する笑顔の場面などが掲載されている。

打田代表は、 「『ガレキが片付いただけで、 3年前と変わらない』 と現地の人は言っている。 冷えている被災者に、 少しでも元気になってもらえるよう丹波のみなさんに協力をお願いしたい」 と話している。

同会は2012年発足。 会員60人。 年4度、 バスを仕立てて2泊3日のボランティアツアーを催している。 昨年度は延べ77人が現地で活動した。 丹波市民からの支援金が活動の一助になっている。

 

 

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